イチロー、松井秀に並んだ!坂本、史上最高額ゲット

[ 2009年11月27日 06:00 ]

契約を更改し笑顔でくす球を割る坂本

 巨人の坂本勇人内野手(20)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4600万円増となる8000万円でサインした。

 高卒野手としては95年オリックス・イチロー(現マリナーズ)、96年巨人・松井(ヤンキースからFA)に並ぶ史上最高額で、4年目のシーズンを迎えることになった。
 晴れやかな表情で会見場に姿を現した。「数字を求められる1年だったけど、試合を追うごとに自信もついた。野球人生にプラスになる1年だった」。メジャーで活躍する偉大な先輩に肩を並べたが「そういうことはあまり考えていない。頑張れば上がって行くものだと思う」と胸を張った。
 今季は腰痛で3試合欠場したものの、141試合に先発。5月からは1番に定着し、打率・306、18本塁打、62打点といずれも自己最高成績をマークした。交渉に当たった清武球団代表も「うちで言う殊勲打はチーム3位の19本。これからの巨人を背負っていく選手と期待している」と、“ゴジラ級”の評価となった理由を明かした。
 今オフはその松井と同じく4年目を前に退寮し、1人暮らしを始める。より厳しい自己管理を求められる立場になるが「自炊はしないと思うけど栄養を意識したい」と自覚十分。来季の目標には「3割は続けたいし、盗塁も20個に増やしたい。フルイニング出場も価値がある」と高いハードルを設定した。来年1月には3年連続で阿部のグアム自主トレに同行し日本一連覇をかけるシーズンに臨む。

 <同期マー君はどうなる?>高卒4年目の投手では、ダルビッシュ(日)が15勝でMVPに輝いた07年オフに7200万円から一気に2億円に到達。西武の松坂(現レッドソックス)も3年連続最多勝の01年オフに1億4000万円を手にした。今オフは坂本と同期の田中(楽)が7500万円からどれだけ上がるか注目される。

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2009年11月27日のニュース