氷点下試合も…フィリーズ幸運な“誤審”で王手

[ 2009年10月13日 06:00 ]

 【フィリーズ6-5ロッキーズ】フィリーズは、微妙な判定が味方し、2勝1敗と王手をかけた。同点で迎えた9回1死二塁。アットリーはバットに当てただけで、右足に当たってから一塁線上に転がったように見えたが、判定はフェアで内野安打。

 一、三塁からハワードの決勝中犠飛につながった。ミールズ球審は試合後「確かに右足をかすめた」と誤審を認める発言。アットリーは「当たったかもしれないが、誰も何も言わないから一塁へ走っただけさ」と語った。この日のデンバーも試合開始時点でポストシーズン過去最低に並ぶ1・7度。4時間を超える試合中は氷点下まで下がったが、マニエル監督は「この寒さでタフな試合だったが、大事な局面で適時打が出た」とご満悦だった。

 <ロッキーズ トレーシー監督「8四球は…」>9回に決勝点を献上したロッキーズの守護神ストリートは「アットリーの打球はファウルだと思ったが…。どんな状況でも無失点で攻撃につなげたかった」と唇をかんだ。二転三転の試合にトレーシー監督も「皆良い仕事をしてくれたが、8四球は痛手となった」と投手陣の制球を敗因に挙げた。1敗もできない状況となったが、4番のトゥロウィッキーは「自分たちは何度も窮地をはね返してきた。今回もやるだけ」と気合を入れ直していた。

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2009年10月13日のニュース