走塁、打撃、そして応援!自滅誘うチームカラー

[ 2009年10月4日 19:35 ]

 【日本ハム4-2ソフトバンク】これを地力と言うのか。日本ハムの4回の4点は記録だけ見ると大隣の自滅だが、それを引き出す要因が随所にあった。

 2死無走者から糸口はスレッジの走塁だった。投手と捕手の間のゴロに外国人選手にも全力疾走が浸透していることをあらためて示し、大隣の悪送球を誘っていた。

 続く小谷野は初球に体勢を崩しながらも右前打。ほかの打者にも共通する、積極性と確実性が両立された打撃。大隣を制球に神経質にさせるには、てきめんだった。次の二岡は四球。同点の押し出し四球を得た鶴岡は打率は2割そこそこだが、持ち味の狙い球を絞る打撃で圧力をかけるかのように1度も振らず、最後は直球でもストライクを取れない状態にしていた。

 さらに連続適時打で3点。この間の押せ押せのムードづくりに一役買っていたのはもちろん本拠地の一体感ある応援だった。ダルビッシュ不在でもマジックを減らしてきた、これらのチームカラーはCSでも大きな武器になることを予感させた。

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2009年10月4日のニュース