ドジャース、31年ぶり“美酒”ベテランと若手がっちり

[ 2009年10月4日 17:37 ]

 【ドジャース5―0ロッキーズ】優勝を目前にして5連敗と足踏みした分、重圧を乗り越えて味わうシャンパンは格別だ。ドジャースが31年ぶりの地区2連覇。ナインからずぶぬれにさせられたトーリ監督は、1950年代に前身のブルックリン・ドジャースで活躍したロイ・キャンパネラの言葉を引用して偉業を誇った。

 「少年のようなひた向きな思いを抱いてプレーしないといけない。今夜、われわれはそれを間違いなく見せたんだ」
 負ければロッキーズにゲーム差なしで並ばれる大一番。均衡を破ったのは七回、5長短打に2四球と犠打と犠飛を絡めて5点。勝利を求めてベテランと若手が互いに好機をつくり、広げ、ものにしながら畳み掛けた。
 代打で適時二塁打を放った38歳のロレッタは「勝利に必要な調和があった」と感慨深げ。26本塁打、101打点と才能を開花させた25歳のケンプは「おれたちは家族だ」と結束力を誇った。
 主砲ラミレスを薬物規定違反で50試合欠いても、若手の成長とベテランの勝負強さで覇権を守った。地区シリーズは難敵カージナルスとの対戦。指揮官は「マニー(ラミレス)に頼っていた去年とは違う。彼らはずっとひた向きにやってきた。挑戦を恐れず、立ち向かうだけだ」と新たな戦いに胸躍らせた。(共同)

続きを表示

2009年10月4日のニュース