花巻東が逆転V!菊池「打たれない自信はある」

[ 2009年7月24日 13:40 ]

夏の甲子園出場を決め、ガッツポーズの菊池投手(左から2人目)に駆け寄り喜ぶ花巻東ナイン=岩手県営

 第91回全国高校野球選手権大会の地方大会は24日、各地で行われ、岩手大会の決勝では、今春のセンバツ準Vの花巻東が盛岡一に2―1と逆転勝ちし、春夏連続、夏は2年ぶり5回目となる甲子園出場を決めた。花巻東は最速152キロを誇るプロ注目の菊池雄星(3年)が先発。4回に1点先制を許したものの、7回に味方打線から2点の援護をもらい、そのまま逃げ切り完投勝利を挙げた。岩手県内トップの進学校でもある盛岡一は31年ぶりの出場を狙ったが、あと一歩及ばなかった。

スカウトたまげた!菊池、セットで150キロ

 最後の打者を打ち取ると両手を高々と掲げた。プロ注目左腕の菊池雄が、毎回の13奪三振と圧巻の投球。今春の選抜大会に続く甲子園切符をたぐり寄せた。
 四回に守備の乱れをきっかけに先制点を許したが、ここからエースがギアを変える。「2点目を取られたら負けだと思って力を入れた」。直球主体の投球に切り替えて、五回以降は一人の走者も許さない。4安打に抑えて完投した。
 1点を追う七回には自らのスクイズで同点。相手の失策で出塁すると、柏葉の中前打で二塁から一気に勝ち越しのホームを踏んだ。
 選抜大会では準優勝と、あと一歩のところで栄冠を逃した。「春と夏は別物。でも自分のピッチングをすれば打たれない自信はある」と大舞台でのさらなる活躍を誓った。

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2009年7月24日のニュース