奇襲!成瀬の中継ぎ登板で虎止めた

[ 2009年5月27日 06:00 ]

<神・ロ2>6回、リリーフとして登板した成瀬善久

 【ロッテ3-2阪神】ロッテが“2日掛かり”で藤川を攻略し、4位に浮上した。同点の9回1死二塁からサブローが「球児から初安打だし、メチャクチャうれしい」と勝ち越しの右越え三塁打。前夜は1点を追う9回に2死満塁まで追い詰めながら逃げ切られた虎の守護神をついにとらえた。

 流れをつくったのは1―2の6回から2番手で登板した成瀬だった。完投した20日の横浜戦から中5日。プロ65試合目で初の中継ぎ登板に「中継ぎは(北京)五輪で経験しているけど、1点もやれない状況で力みはあった。とにかくチームに流れを持ってくることだけを考えました」。横浜高でセンバツ準優勝した03年春以来の甲子園のマウンドで2回を無安打無失点。5回まで毎回の8安打を放っていた猛虎打線の勢いを止めた。次戦は中3日で30日のヤクルト戦先発が濃厚で「それほど投げてないし疲れはない。次はリラックスしていける」。バレンタイン監督は「成瀬は自信を持って送り出した。他の先発も救援に回る可能性はある」と策士の面目躍如に上機嫌だった。

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2009年5月27日のニュース