不振脱出?松井秀、20日ぶりマルチ

[ 2009年5月27日 12:10 ]

レンジャーズ戦の4回、三塁内野安打を放つヤンキース・松井秀

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は26日、アーリントンでのレンジャーズ戦に「7番・指名打者」で出場、2回の第1打席は見逃し三振に倒れたが、第2打席で三塁内野安打、第3打席では右越え適時二塁打を放った。松井秀のマルチ安打は今月6日のレイズ戦以来。第4打席は死球で3打数2安打1打点。打率は2割5分。

 ヤンキースは3―7で敗れた。

 試合は雷雨で2時間24分遅れて始まった。日付をまたいでの一戦で、不振のヤンキース、松井秀が6日以来となる1試合2安打を放った。4回に三塁内野安打で10打席ぶりの安打をマークすると、6回には同点につながる会心の打撃が出た。
 1―3の6回無死二塁。カウント1―2から2球ファウルし、ミルウッドの6球目のチェンジアップを右翼フェンス直撃の適時二塁打。低めに落ちる球にしっかり体を残し「うまく強く打てた」。後続の安打で同点のホームを踏んだ。
 7回には右手に投球を受けたが、大事には至らなかった。チームは結局敗れたものの、松井秀は「いい感じで対応できた。若干、良くなってる」と手応えを口にした。
 試合前には昨年左ひざの手術を受けて以来、初めて左翼でノックを受けた。ゴロだけの捕球ながら、守備での復帰にも動きだし、「やっぱりいいよね」。長い1日は大きな意味があった。

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2009年5月27日のニュース