ロッテ・竹原、“井口流”で特大弾

[ 2009年2月13日 07:32 ]

 ロッテ・竹原直隆外野手(28)が12日、沖縄・石垣島キャンプ2度目の紅白戦に紅組の4番・左翼で出場。3回に推定飛距離130メートルの特大2ランを放った。

 「井口さんと一緒に練習している賜物って言った方がいいですか?実際、打ち方も参考にしているし、まだ精度は低いけど今後につながるし、良かったですね」
 左腕・松本のチェンジアップを左翼場外まで運んだ“今季初安打”となる1号アーチに笑みが広がる。1月に井口と沖縄・名護で合同自主トレを行い、今キャンプ中もアーリーワークをともにする右の大砲候補。11日の初紅白戦は2三振に併殺打と散々だったが「始動が遅れて体が開き気味になっていることなどアドバイスをもらった。それを意識してやりました」と井口効果を強調した。
 左腰の前ではなく、右腰近辺で球をとらえるのが井口が提唱する“引きつけ打法”。竹原も今季からティー打撃でティーの位置を右腰付近に変えて打ち込みを行っている。必要になるのはスイングスピード。そのために始動時のトップの位置を10センチほど後方に下げた。バットの素材も「しなりがあるから」とメープルからアオダモに変更。重さも920グラムから960グラムに変更した。
 左翼の守備でも好返球で沸かせ、バレンタイン監督も「持ち味のパワーを見せてくれた。送球でも優れたものを見せてくれた」と絶賛。「目の前にいい手本、教材がいる。いい勉強になる」という竹原は、井口流を取り入れながら腕を磨く。

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2009年2月13日のニュース