G大田に“抜き打ち”野球&常識テスト

[ 2009年1月19日 06:00 ]

3000メートル走で新人選手から遅れ始める巨人・大田泰示

 巨人が今年3月から、ドラフト1位の大田泰示内野手(18=東海大相模)ら寮生を対象に、定期的に野球規則や球団史、一般常識などの知識を問う“抜き打ちテスト”を計画している。黄金ルーキーにとっては、野球だけを問わず勉強漬けの1年となりそうだ。

 テストの狙いは選手としてだけでなく、人間的な成長も促すため。先日には昨年11月のソフトバンク球団選手会納会で未成年選手の飲酒が明らかになったばかりだが、巨人では1月から育成部を新設。新人に生活面も徹底指導する方針で、球団関係者は「寮の部屋でテレビゲームではなく、勉強をすることも大事。全問正解者には、ご褒美も用意します」と語った。
 このため、テスト問題は野球に関するものだけでなく、一般常識なども盛り込まれる予定。また、06年キャンプでは内海が球団OBの金田正一氏のことを「金村さん」と呼び間違えて大目玉を食らった。栄光の歴史を支えてきたOBたちの名前を問うなど球団史が出題される可能性もある。
 ここまで文武両道を実践してきた大田だが、今月下旬に控える卒業試験に向けては「勉強?していることにしてください…」と伏し目がち。それでも、2月のキャンプで直接指導される可能性がある長嶋終身名誉監督については「物心ついたときには監督でした。“サンフラワー打線”のイメージです」と笑顔で語った。とりあえず“00年に長嶋監督が命名した打線名は?”の問題には即答できそうだ。

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2009年1月19日のニュース