Rソックス 新戦力がサヨナラ決着

[ 2008年10月7日 16:00 ]

エンゼルスにサヨナラ勝ちしてア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、喜ぶ松坂(中央右)らレッドソックスナイン

 【レッドソックス3―2エンゼルス】夜空に響く大歓声が起こり、全選手がはじかれたようにベンチを飛び出した。昨季のワールドシリーズ覇者レッドソックスが、サヨナラ勝ちでリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 9回に決着をつけた立役者は、昨年のこの時期にはいなかった2人の選手だった。1死から右翼線に二塁打を放ったのはベイ。7月下旬のトレードで加入、自身初のプレーオフだった今シリーズは第1、2戦で本塁打を放つなど大活躍した。
 「自分のできることをやるだけ」と繰り返してきた好打者は、2死からローリーの右前打で気迫のヘッドスライディングで、生還を果たした。
 そのローリーは24歳の新人だ。今季途中、遊撃手ルーゴの故障で昇格。堅実な守備と、81試合で46打点を挙げる勝負強い打撃で貢献してきたが、大舞台で再び輝き「シーズン終盤は調子が悪かったが自信は失っていなかった」と胸を張った。
 7月、チーム批判を繰り返した主砲ラミレスが去った。攻撃陣の核を欠いた形となったが、その分、各選手に必死さが戻った。
 松坂は「去年とは勝ち方が違うが、こういう試合を勝てるのは本当に強いチーム。マニー(ラミレス)の抜けた穴は1人では埋め切れないが、1試合1試合いろいろな選手が活躍して埋めた」と話した。結束を強めて地区シリーズを突破したナインとシャンパンファイトに酔いしれた。(共同)

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2008年10月7日のニュース