王ホークス1000勝まであと「4」に

[ 2008年9月29日 06:00 ]

<楽・ソ>9回無死、ソフトバンク・王監督が中西の四球で一塁走者の代走・辻を告げる

 【ソフトバンク7―2楽天】王監督の退任発表後、ソフトバンクは初の白星を挙げた。チームの連敗を7で止めたのは指揮官の愛弟子、松中の一発だ。1点を先制した初回1死一塁から一場の142キロ直球を右中間に。24日の本拠地最終戦では人目もはばからず号泣した主砲は、19試合ぶりの一撃に「完ぺき。監督から教わった通りの打撃ができた。監督の前で打てて良かった」と興奮気味。王監督も「久しぶりに松中らしい一発だった」と目を細めた。これで王ホークス14年間の通算勝利(森脇代行時代も含む)は996勝。自身の通算1000打点も残り3とした松中は「1000勝と1000打点?OK!」と勢い込んでいた。

 ≪楽天5位以下確定≫先発・一場が初回、3失策など守乱にも足を引っ張られ1回0/3 4安打5失点で3敗目。今季未勝利の右腕は「ブルペンから調子が悪かったので慎重にいきすぎた」とうなだれた。打っても計4安打と、シーズンを象徴する試合で連勝は4でストップ。4年連続負け越し、CS進出消滅、5位以下が確定し野村監督は「予想通り。気にもしていませんけど。それぞれの能力のままやっているだけ。誤算はない」と怒りを抑えるようにぼやいていた。

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2008年9月29日のニュース