巨人 とうとう阪神とらえた!同率首位だ

[ 2008年9月21日 17:58 ]

5回、ラミレスの2点打で点差を広げ、ガッツポーズする巨人・原監督

 【巨9-5神】巨人が1992年以来の10連勝。阪神と同率で首位に立った。0―2の5回、谷の左前打で1点を返し、鈴木尚の2点二塁打で逆転。その後も李スンヨプの3ランなどで計8点を挙げた。上原が5勝目。阪神の巨人3連戦3連敗は8年ぶり。

 最大13ゲーム差をつけられていた虎の背中を、ついに巨人がとらえた。

 一気に試合をひっくり返したのは2点を追う5回だった。先頭、李スンヨプの二塁打と谷の左前打で1点を返した後、「あそこは勝負どころ」と原監督は早めに仕掛けた。先発上原に代打の大道を送り、大道の死球などで一死満塁と好機を広げると、鈴木尚の二塁打で2点を奪って逆転に成功。先発の岩田をKOした。

 さらに小笠原が四球を選んだ後の二死満塁から、ラミレスがしぶとく中前に運んで2点を追加。続く李スンヨプは、興奮冷めやらぬ巨人ファンが待つ右翼席へ、勝負を決定づける特大の3ランを打ち込んだ。

 4回までは金本のソロ2本で先行を許す重苦しい雰囲気だった。だが、単独首位を死守しようと沸き立つ阪神ファンを、5回の大量8得点で沈黙させた。阪神戦3連戦の3連勝は2000年以来となった。

 この10連勝中に巨人打線は28本塁打を量産した。強力打線の援護を受け、この日の上原まで先発陣は10試合で8勝を挙げるなど、投打ががっちりかみ合ってきた。

 22日からは敵地へ乗り込み、3位広島との4連戦に臨む。阪神と同率首位に並んだ指揮官は「これからも一戦一戦しっかり積み重ねていくだけ。この勢いで広島でも戦いたい」と意気込んだ。

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2008年9月21日のニュース