福浦だ!ロッテ9回2死サヨナラ6連勝

[ 2008年7月15日 22:18 ]

 【ロ3―2オ】ロッテがサヨナラ勝ちで2季ぶりの6連勝。2―2の9回にサブローの左前打を足掛かりに2死一、二塁とし、福浦が右前打を放って試合を決めた。3番手のシコースキーが3勝目。オリックスは9回1死三塁の好機を生かせなかった。

 ≪2年ぶりの殊勲打≫ファウルは7度もあった。実に吉野の12球目、スライダーだった。同点の9回2死一、二塁。ロッテの福浦がようやくバットの芯でとらえ、右前に運ぶ。好調時ならとっくにミートしていた観もあった、2年ぶりのサヨナラ打。「早く安打にしたかったが、なかなかとらえられなくて…。すいません」。今季初のお立ち台で、ファンをやきもきさせた打撃を照れくさそうに振り返った。
 かつての首位打者は復活を懸けた今季も、苦しいシーズンを送っていた。「どこか体がおかしいんだろうね。いろいろね。あっても言えない」と万全ではない体調面をうかがわせる。さらにこの日からフォームを「トップ(打撃の始動時)の位置を動かさないように」微調整するなど、今も試行錯誤が続いている。「良かった」を2度繰り返すのも無理はなかった。
 一方、白星は付かなかったが、小林宏も8回途中まで好投した。投打の中心選手が復調の兆しを見せて2年ぶりの6連勝。上位浮上の態勢は整いつつある。バレンタイン監督は「チームがいい状態にあることは間違いない」と自信を深めていた。

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2008年7月15日のニュース