興奮冷めやらぬ王監督!連勝で勝率5割に

[ 2008年7月8日 21:15 ]

 【ソ5-2西】ソフトバンクが連勝し、勝率を5割に戻した。要所を抑えた杉内が6安打2失点で完投し、7勝目。打っては1回にレストビッチの適時打で先制。その後も着実に加点した。西武は失点につながった中島の失策が痛かった。

 勝利への執念を燃やした。投打に粘りを見せたソフトバンクが勝率5割に復帰。試合後、興奮冷めやらぬ様子の王監督は、かれた声で「打つ方も投げる方も、それなりの仕事をした」。

 指揮官自ら闘志を見せた。7回2死一塁。中西の左越え二塁打で代走の明石が本塁を突くも、スライディングの際、ベースに触れられず、タッチアウトに。すかさず王監督が球審に詰め寄った。相手捕手・細川の走塁妨害を約5分間にわたって主張。「審判があれで走塁妨害をとらないのはね。ああいうプレーは見たくない」。試合後も怒りが収まらないほどだった。

 判定は覆らなかったが、指揮官の必死な姿に杉内が応えた。「(監督の)気合が伝わってきた。絶対に抑えてやろうと思った」と気迫の投球。先発投手としては、12試合ぶりに勝ち星を挙げた。

 交流戦後、初の連勝でチームは3位タイに。けが人を抱えているものの、打線もつながりを見せ始めた。「こういう試合を続けていかないと」。指揮官は最後まで厳しい表情を崩さず、球場を後にした。

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2008年7月8日のニュース