主軸が空回り…王監督ガックリ4連敗

[ 2008年7月2日 23:08 ]

 【ソ6―7オ】いつになく言葉少なな様子が、落胆ぶりを物語っていた。ソフトバンクの王監督は「延長になったのはいいことだけど、追い越せない」。終盤に5点差を追い付いたものの、結局はサヨナラ負けを喫し、ソフトバンクは4連敗。6月15日以来の4位に転落した。

 8回に4点を返し、5―6で迎えた9回、1死一、三塁から川崎の犠飛で同点に。さらに松中の打席で盗塁と悪送球があり、2死三塁。だが、松中は三振に倒れて勝ち越し機を逃した。延長10回は無死一、二塁で的山がバスターを試みて、最悪の併殺打。主軸が好機で打てず、ベンチの強行策も裏目に出た。
 5試合ぶりの先制。4点以上奪ったのは、実に7試合ぶりだ。光明もあるが、交流戦優勝の勢いは、過去のものとなった。「しょうがない。自分で変えていかんとな」。王監督は、遠い目をしてつぶやいた。

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2008年7月2日のニュース