GM解任!マリナーズようやく改革開始

[ 2008年6月18日 06:00 ]

 【マリナーズ1-6マーリンズ】30球団で最低勝率に低迷しているマリナーズが、遅まきながら“チーム改革”に乗り出した。試合前に成績不振を理由に、バベシGMの解任が発表された。「この日から新しい方向に進まなければならない」とリンカーン最高経営責任者。今季の総年俸、約1億1800万ドル(約127億円)は30球団中9位にもかかわらず、下位に低迷する責任を取らされた。

 フロントトップに大ナタが振るわれれば、現場も動いた。マクラーレン監督がイチローを2年ぶりの右翼に戻して、今後も固定すると明言。1カ月前から本人に打診していたというコンバートを実現させた。慣れた守備位置に戻ったイチローは「見える景色が僕の庭ですよね、久しぶりにやっても。いい眺めでしたね」と、06年8月19日以来となる感触を楽しんだ。試合は完敗で4連敗も、自らは5回の三盗で8年連続30盗塁をマーク。1901年以降15人目の快挙を達成した。

 指揮官の改革は城島にも波及。試合前練習は一塁手としてノックを受けさせた。「監督にやれと言われて、即答で“できません”と言ったんですけど」と城島は困惑を隠せない。何はともあれ、動くしかない。ひん死のマ軍が、なりふり構わぬ大胆改革を進める。

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2008年6月18日のニュース