ノムさん単独通算最多敗戦に「不滅の記録」

[ 2008年6月18日 22:17 ]

 【楽1-8神】楽天の野村克也監督は18日、阪神最終戦(甲子園)で敗れ、監督通算1454敗目を喫し、三原脩氏(西鉄など)を抜いて単独で歴代最多敗戦となった。通算1457勝は歴代5位で、1位は鶴岡一人氏(南海など)の1773勝。

 野村監督は南海(現ソフトバンク)でプレーイングマネジャーを務めた後、ヤクルト、阪神で監督を務め、2006年から楽天で指揮を執っている。今季が監督通算23シーズン目。これまでにリーグ優勝5度、日本一に3度輝いている。

 野村監督は歴代単独最多となる通算1454敗目には触れられたくない話題かと思いきや、思いのほか表情は明るい。「不滅の記録だ。名を残したな。汚名を」と冗談交じりで笑い飛ばした。

 監督通算23シーズン目。通算最多敗戦も、長く監督を任されている証しだ。選手としても3017試合出場のプロ野球最多記録を持つ老将は「おれらしいんじゃないの。華やかな記録は似合わないから」と軽妙に切り返してバスに乗り込んだ。

続きを表示

2008年6月18日のニュース