ヒーロー川崎 絶叫!お立ち台

[ 2008年6月1日 23:31 ]

 【ソ5―4巨】同点の延長12回2死満塁。引っかけたようなゴロは、一塁手の頭上へと高く跳ねた。打った川崎はベースカバーに入る投手より一瞬早く一塁を駆け抜け、サヨナラの内野安打とした。ヒーローは「あんまり覚えていないけど、とにかく一生懸命走った」と、お立ち台で絶叫した。

 1点を勝ち越された直後だった。柴原の内野安打をきっかけに無死満塁の絶好機をつくると、1死後、代打の森本がフルカウントから変化球をうまく合わせて同点。サヨナラを導いたのは、普段は守備固めでの起用が多い30歳だった。
 この日はバント失敗などで何度も好機を逸し、救援陣が打たれて勝ち試合を落としかけた。しかし、伏兵と元気印の活躍で多くのミスを帳消しにする、今季6度目のサヨナラ勝ちで4連勝。川崎は「いい流れできている。エンジン全開でいく」と、笑顔でファンに宣言した。

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2008年6月1日のニュース