ソフトバンク 仲沢が初のサヨナラ打

[ 2008年4月13日 16:55 ]

サヨナラ打を放った仲沢(左から3人目)を祝福するソフトバンクナイン

 【ソ5―4西】ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ち。同点の9回、安打や犠打などで2死一、二塁の好機をつかむと、仲沢が左越えに決勝の二塁打を放った。自身初のサヨナラ打。救援の久米が3勝目。西武は5カード連続の勝ち越しを逃した。

 ≪吉と出た伏兵の一振り≫同点の9回2死二塁で、西武バッテリーは川崎との勝負を避けた。代打も考えられる場面。だが、王監督は「右左、関係なく打てる」と、仲沢をそのまま打席に送った。決断は吉と出た。伏兵の一振りは、今季4度目のサヨナラ勝ちとともに、5カードぶりの勝ち越しを呼び込んだ。
 本多の戦線離脱で定位置獲得の機会を得た仲沢。1、3回はともに初球で犠打を決め、2番打者としての役割もきっちり果たした。王監督は「本多がケガした後で、仲沢がこれだけやってくれると大きい。つなぎ役も、ポイントゲッターもやっている」と目尻を下げた。
 多村、松中、小久保の中軸が今季初めてそろって打点を挙げるなど、チームの形も整いつつある。「6連戦をいい形で終われた」と王監督。チームは、3カード連続の遠征に向かう前に、貯金を再び1に戻した。

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2008年4月13日のニュース