ソフトB連敗ストップ!勝率5割に

[ 2008年4月10日 21:03 ]

 【ソ5―1オ】ソフトバンクが連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。1―1の5回2死三塁から仲沢の二塁打と多村の適時打で2点を勝ち越し、8回は松中の1号ソロなどで2点。ガトームソンが今季初勝利。オリックスは打線がつながらなかった。

 3連敗中の嫌な流れを断ち切るためだろうか。王監督は球場入り前に髪を切ってきた。試合前の練習でも、いつもと違ってほとんど報道陣と話すことはなかった。重苦しい雰囲気が、チームには漂っていた。

 「どうしても負けられない試合で、期待に応えてくれた」。王監督が手放しで褒めたのは、先発ガトームソンだ。馬原の離脱で、先発候補ながら、開幕前に急きょ抑えを任された。それがチーム事情で再び先発に戻されて2戦目。7回1/3を1点に抑え、今季初勝利を挙げた右腕は「自分は与えられたところで準備するだけ」と、何よりチームの勝利を喜んだ。

 ビッグプレーもあった。6回2死満塁のピンチで、下山の右翼への飛球を柴原が背走しながらキャッチ。主砲松中には、今季初本塁打が出た。

 負ければ、10試合以上経過してからでは7年ぶりとなる最下位転落のケースもあった。その状況で一丸となっての勝利。ガトームソンは「僕にもチームにも大きな勝利。一つの勝ちで、流れが変わることもある」と、1勝の意義を強調した。

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2008年4月10日のニュース