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涙出なかった「やっぱりゴールドじゃないとね」4年後も狙う

[ 2014年2月17日 05:30 ]

銀メダルの葛西は日の丸を手に笑顔

ソチ五輪ジャンプ男子ラージヒル

(2月15日 ルスキエゴルキ・センター)
 【葛西に聞く】

  ――僅差だった

 「これはテレマーク姿勢の差だと思う。1回目に必ずいいジャンプをしてトップ3ぐらいに入ろうという戦略通りの展開ではあった」

 ――W杯総合3位で予選免除だったのは大きい?

 「腰が痛い時に調整に専念できたし、ストレスをためないように他競技の観戦などに出かけられた。きょうはたくさんダウンロードしているスティーブン・セガールの映画も見てきた。リラックスできたのもメダルを獲れた要因の1つ」

 ――涙は出なかった?

 「用意はしてたけど出なかった。やっぱりゴールドメダルじゃないとね」

 ――初の個人メダル

 「ジャンプは個人の競技だと思っているので、ずっと個人のメダルが欲しかった。20年前とは比べものにならないぐらいうれしい。自分でも自分を褒めたいが、テレマークやタイミングの遅れをなくして完璧なジャンプで金メダルを獲りたい」

 ――きょうは最良の日?

 「ソチに入ってきて金メダルを獲るイメージをずっとやってきた。今朝も“金メダル獲った!”とイメージトレーニングしていたら1人で泣いていた。それを実際にやりたかったが、できなかった悔しさもある」

 ――7度の五輪

 「自分の夢を追い続けたことが一番。長いようで短かったなと」

 ――4年後を目指す?

 「もちろん狙っている。日本からも近いので。次の五輪の45歳、49歳と自分の体力、技術はもっと向上すると思っている。諦めないで行けるところまで行きたい」

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2014年2月17日のニュース