高橋納得１２位「爆発できた。良かった」

男子４回戦ゴール後、応援席に向かってガッツポーズをする高橋

ソチ五輪スケルトン男子

（2月16日 サンキ・センター）
　高橋弘篤（２９＝システックス）は４回戦で自己最速タイムを出すなど、初日から順位を３つ上げて１２位だった。笹原友希（２９＝システックス）は２２位。上位２０人による４回戦には進めなかった。前回銅メダルのアレクサンドル・トレチャコフ（２８＝ロシア）が優勝した。

　最終４回戦、高橋は２日間で自己最速の５６秒台で滑り「爆発できた。良かった」と拳を突き上げた。０７年、日本の第一人者だった越和宏監督が設立した日本初のクラブチームに加入。この４年間はバンクーバー五輪で引退した越監督の後を継いで日本のエースとして期待を背負い、１月３日のＷ杯では自己最高の８位に入った。だが、いざ臨んだ五輪本番は１回戦で１４位と出遅れ、入賞（８位以内）は遠かった。「まだまだ成長しなければ」と４年後を見据えた。