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エースは森本!反町監督が指名

[ 2008年6月6日 06:00 ]

 U―23カメルーン代表(12日、国立)と対戦するU―23日本代表のメンバー21人が5日、発表された。反町康治監督(44)はトゥーロン国際大会(5月20~29日)で初招集したばかりのFW森本貴幸(20=カターニア)を早くもエースに指名。9日からの合宿では森本を中心にした連係面の向上に重点を置く方針で、カメルーン戦での先発起用も示唆した。

 北京五輪開幕が2カ月後に迫り、反町監督がようやく攻撃の軸を固めた。06年8月のチーム発足からFW登録17人を招集するなど混迷を極めてきたエースの座に、森本を指名した。初招集したトゥーロン国際大会でのプレーを「合流の翌日から試合というハードな日程の中で、自分の良さを出してくれた」と絶賛。「ゲームを通して彼の良さ、特徴をつかんでいきたい」とカメルーン戦での先発起用まで予告した。
 指揮官は4位に終わったトゥーロン国際大会を通して世界との差を痛感した。イタリア、コートジボワールとの真剣勝負を経験して「自分の未熟さを感じた。アジア基準でものを考えてはいけない」と意識が変化。それだけに、アジアとは別次元のスピード、パワーの中で余裕を持ってプレーしていた森本への信頼は絶大なものとなった。
 背番号が22から11に“昇格”した森本はイタリアで静養中で近日中に帰国予定。「言葉が通じるので連係面の問題は、そんなにない」と話しており、国内デビューとなるカメルーン戦ではエースにふさわしいプレーを披露してくれそうだ。

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2008年6月6日のニュース