東京招致へ　来年６月“プレゼン対決”

　２０１６年夏季五輪招致で第１次選考を通過した東京など４都市に対する国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の手順説明会が６日、アテネで開かれ、新しい試みとして実施されるＩＯＣ委員への説明会は来年６月１７、１８日に設定された。

　スイス・ローザンヌで行われる説明会は初日に各都市がプレゼンテーションと質疑応答を行い、翌日はＩＯＣ委員と個別に面談して質問に答える。東京の河野一郎・招致委員会事務総長は「テクノロジーを駆使して見栄えをよくするのではなく（開催計画の）中身の説明をしてほしいと言われた」と話した。
　ＩＯＣ評価委員会による現地調査は、説明会に先立って来年３～５月に行われる。
　来年１０月２日のＩＯＣ総会（コペンハーゲン）で開催都市が決定するまでの手順の説明は「基本的には予想された内容だった」（河野事務総長）という。（共同）