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北京五輪決定は「誤りだった」

[ 2008年3月30日 06:00 ]

 ペロシ米下院議長(民主党)は28日、中国はチベット自治区など自国の人権状況改善に取り組んでおらず、国際オリンピック委員会(IOC)が2008年夏季五輪の開催地を北京に決定したのは「誤りだった」とする声明を発表した。

 しかし、五輪ボイコットの要求については、米選手団を「不当に傷つける」と反対。共同電によると、ライス国務長官も28日付米紙ワシントン・タイムズとのインタビューで、米国は冷戦下の1980年にモスクワ五輪をボイコットしたが効果はなかったと述べた。
 ペロシ議長の声明は一方で、北京五輪を機に「これまで以上に(中国に)自由に物を言う場が与えられるべきだ」と指摘。聖火リレーが4月、自身の選挙区であるサンフランシスコを通過する際には、中国への抗議行動を支持するとした。

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2008年3月30日のニュース