【F1】レッドブル在籍99日のローソン、開幕戦後に幹部が降格示唆…角田との入れ替えは満場一致だった

[ 2025年3月27日 20:13 ]

レーシングブルズへの降格が決まったリアム・ローソン(AP)
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 F1のレッドブルは27日、公式Xを更新し4月4日開幕の日本GP(同6日決勝、鈴鹿)から角田裕毅(24)をドライバーとして起用すると正式発表した。レッドブルのセカンドチーム、レーシングブルズからの緊急昇格で、代わりにリアム・ローソン(23=ニュージーランド)がレッドブルからレーシングブルズへ“降格”する。今季レッドブルに抜てきされたローソンが開幕2戦を終えてノーポイントという不振により、異例の早期交代となった。

 F1公式サイトはレッドブルが早期交代を決断した理由を分析する記事を掲載した。昨季終盤のローソンのパフォーマンスは、レッドブルが契約を解除したセルヒオ・ペレス(メキシコ)の後任として昇格に値すると確信させるには十分だったと指摘。しかし情報筋によると、開幕戦オーストラリアGPで予選18位、決勝はリタイアと散々なデビューとなったローソンに対し、レッドブル幹部の1人は降格させる可能性を示唆していたという。

 第2戦中国GPのローソンは、予選でレッドブル史上初めて最下位の20位にとどまった。決勝は3人の失格により当初の15位から12位に繰り上がったものの、レッドブルはレース後に株主、クリスチャン・ホーナー代表、ヘルムート・マルコ顧問を交えた緊急会議を開き、日本GPで角田とローソンを入れ替える案を満場一致で決議。昨年12月のアブダビ合同テストと今季2戦の走行データを精査した上で、運転の難しいマシンとはいえローソンのパフォーマンスは十分なレベルに達していないと結論づけ、ローソン自身もなぜスピードを引き出せないのかを認めて自信を失っていたものとみられる、と公式サイトは伝えた。

 レッドブルは過去にも非情なドライバー交代を行ってきたが、2戦での交代はワースト記録。米スポーツ専門局ESPNは、ローソンの昇格から降格までの期間は99日で、最初の2レースで1ポイントも獲得できなかったレッドブルのドライバーは14年のダニエル・リカルド(オーストラリア)以来と紹介した。また、これまで角田とローソンは同じグランプリ(GP)で13度対決しており、予選では1回を除いて全て角田が上回り、獲得ポイントも8―6で角田が勝っているとのデータを掲載。一方、角田はレッドブルで総合4連覇中のマックス・フェルスタッペン(オランダ)とコンビを組むが、同じチームで異なるチームメートと組んだ王者がタイトルを保持したケースは過去50年で1986年マクラーレンのアラン・プロスト(フランス)1人だけという“不吉”なデータも示した。

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