角田がF1デビュー戦で9位入賞 ハミルトンが開幕戦V
F1開幕戦バーレーンGP決勝 ( 2021年3月28日 バーレーン国際サーキット=1周5・412キロ×56周 )
13番手から出たアルファタウリ・ホンダの角田裕毅(20)が9位でフィニッシュし、F1デビュー戦でポイント獲得(2点)となる入賞を果たした。日本人F1ドライバーのデビュー戦最高成績の7位(中嶋悟と中野信治)は更新できなかったが、当時の入賞は6位まで。デビュー戦入賞は日本人初となった。
フォーメーションラップでレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス(メキシコ)のマシンが止まって(ピットスタート)スタートが遅れ、スタート後にはハースのニキータ・マゼピン(ロシア)がクラッシュして4周目までセーフティーカーが入る波乱の幕開け。スタートがやや悪かった角田は1周目で15番手に順位を落とし、一時は17番手まで後退したが、その後は2度のタイヤ交換を経てじりじりと順位を上げた。アストンマーチンのセバスチャン・フェテル(ドイツ)、F1に復帰したアルピーヌ(旧ルノー)のフェルナンド・アロンソ(スペイン)、アルファロメオのキミ・ライコネン(フィンランド)と名ドライバーたちをオーバーテークする見せ場もつくった。
ポールポジション(PP)から出たレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は、2番手から出て先にタイヤ交換したルイス・ハミルトン(英国)にトップを譲る苦しい展開。最終周まで激しいバトルを繰り広げたが、0・745秒差の2位に終わった。6年ぶりに開幕戦を制したハミルトンはF1通算96勝目。
(1)ハミルトン(メルセデス)
(2)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
(3)ボッタス(メルセデス)
(4)ノリス(マクラーレン)
(5)ペレス(レッドブル・ホンダ)
(6)ルクレール(フェラーリ)
(7)リカルド(マクラーレン)
(8)サインツ(フェラーリ)
(9)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
(10)ストロール(アストンマーチン)
(11)ライコネン(アルファロメオ)
(12)ジョビナッツィ(アルファロメオ)
(13)オコン(アルピーヌ)
(14)ラッセル(ウィリアムズ)
(15)フェテル(アストンマーチン)
(16)シューマッハー(ハース)
リタイア ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
リタイア ラティフィ(ウィリアムズ)
リタイア アロンソ(アルピーヌ)
リタイア マゼピン(ハース)