可夢偉 2年ぶり復帰戦 いきなりクラッシュ「非常に残念」

[ 2014年3月17日 05:30 ]

スタート直後の事故で大きく破損する小林可夢偉のマシン

 F1の今季開幕戦、オーストラリアGP(メルボルン)は16日、決勝を行い、2年ぶりにF1復帰した小林可夢偉(27=ケータハム・ルノー)はスタート直後の追突クラッシュで無念のリタイアとなった。ニコ・ロズベルグ(28=メルセデス)が通算4勝目。地元オーストラリア・パース出身のダニエル・リカルド(24=レッドブル・ルノー)が自身初の表彰台となる2位と健闘した。

 新たな門出は1コーナーを迎えることなく終了した。14番手グリッドから好スタートを切った小林だが、後輪のブレーキが利かず、1コーナー手前でマッサ(ウィリアムズ・メルセデス)に追突。そのままコースアウトすると、派手にクラッシュした。不幸中の幸いか、自身は無傷だった小林は「何が起こったのか、パニックの状態だった。復帰第1戦がこういう形で終わることになって非常に残念」と話した。

 苦戦を覚悟の上で迎えたF1復帰。シート獲得のために約1億8000万円の持参金をチームに支払った上に、今季の給料はなし。シーズン前のテストも順調ではなく、本番でも好転することはなかった。レース後には競技審査員の聴取を受けたが、ペナルティーがなかったのが救い。2週間後のマレーシアGPに向け「やることがありすぎる」と頭を抱えた。

続きを表示

2014年3月17日のニュース