トヨタ　営業利益６年ぶり２兆円へ

　トヨタ自動車は６日、２０１４年３月期の本業のもうけを示す連結営業利益予想（米国会計基準）を、従来の１兆９４００億円から２兆２千億円に上方修正した。２兆円の大台を上回るのは６年ぶり。

　リーマン・ショック前に過去最高を記録した０８年３月期（２兆２７０３億円）に迫る高水準となる。円安効果に加え、北米市場での好調な販売が寄与すると見込む。

　製造業で国内最大のトヨタの好業績は日本経済の回復を後押しし、雇用や賃金の改善が期待されそうだ。

　１３年９月中間連結決算は、純利益が前年同期比８２・５％増の１兆６億円と過去最高を更新した。