トヨタ、マジェスタを全面改良 大幅に燃費向上

[ 2013年9月9日 16:52 ]

トヨタ自動車が全面改良して発売した「クラウンマジェスタ」と佐藤康彦常務役員

 トヨタ自動車は9日、レクサスを除いたトヨタブランドでは最高級セダン「クラウンマジェスタ」を全面改良して発売した。ハイブリッド専用車となってガソリン1リットル当たりの燃費が旧型の8・7キロから18・2キロに大きく向上した。

 通常のクラウンに比べ前輪と後輪の間を75ミリ延ばしたことで広い後部座席を実現した。標準車が610万円、装備を充実させた「Fバージョン」は670万円。612万~792万円だった旧型より価格を抑えた。

 旧型の販売実績は月平均200台弱だったが、新型の販売目標は500台に引き上げた。すでに千台の受注がある。

 旧型マジェスタは独立した1車種だったが、新型はクラウンの最上級グレードと位置づけた。佐藤康彦常務役員は記者会見で「トヨタブランドのトップはクラウンで、さらにその一番上のグレードはマジェスタだということをより明確にした」と説明した。

続きを表示

2013年9月9日のニュース