レクサスISを全面改良 走りと燃費の良さで攻勢
トヨタ自動車は16日、高級車ブランド「レクサス」のセダン「IS」を全面改良して発売した。車体や足回りを見直して走行性能を高めた。ハイブリッド車とガソリンエンジン車の2種類があり、ハイブリッド車の燃費はレクサスのセダンで最高のガソリン1リットル当たり23・2キロを達成した。
ISはレクサス車の中で走りの良さを重視した中価格帯の車種。同じクラスではBMWの「3シリーズ」などドイツ勢が人気だが、レクサスは新型ISで攻勢をかける。
ハイブリッド車の最低価格は480万円、ガソリンエンジン車は420万円。国内の月間販売目標は800台。約4千台の事前受注のうちハイブリッド車は約7割を占める人気で、注文から工場出荷まで約3カ月、顧客への引き渡しにさらに2週間程度かかる。これまで約5カ月かかる見通しだったが増産を急いだ。
海外で販売していたISのディーゼルエンジン車は全面改良に伴って廃止。トヨタが得意とするハイブリッド車に力を注ぐ。
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