日産「リーフ」一部改良 走行距離28キロ伸ばす
日産自動車は20日、電気自動車(EV)「リーフ」を一部改良して発売した。車体の軽量化や省エネ技術により、1回の充電で走れる距離を従来の最大200キロから228キロに伸ばした。
購入しやすいよう価格を334万9500円に抑えた新グレードも設定した。国の補助金も最大で78万円受けられる。
リーフは2010年12月に発売され、これまで日本や北米を中心に計4万3千台を販売した。しかし今春以降、EVの弱点である走行距離の短さから米国での販売が鈍化したため、日産は性能アップと低価格化で巻き返しを図る。
モーターに使うレアアース(希土類)のジスプロシウムの量も40%削減した。
上級グレードには、バッテリー消費量を計算し、少ない電力で目的地まで行けるカーナビを標準で搭載。急速充電器がある日産の販売店や公共施設なども案内する。
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