マツダ「アテンザ」全面改良、燃費30%向上
マツダは20日、主力車種「アテンザ」を全面改良して発売した。エンジンから車体の軽量化まで最新の低燃費技術を全面採用。デザインにこだわるマツダらしい精悍なスタイルに仕上げた。
燃費向上のため乗用車では世界で初めて、素早い充放電ができる蓄電器「キャパシター」を採用。減速時のエネルギーを回収して、効率的に使える。排気量2000CCのガソリン車の燃費は、ガソリン1リットル当たり17・4キロと、従来モデルより30%向上した。
マツダは2月にスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX―5」を発売し、国内市場でディーゼル車の人気を復活させた。新アテンザにもディーゼルを設定し、さらなる需要拡大を狙う。
セダンとワゴンの2タイプがあり、価格は250万円から340万円。月間販売目標は1000台。
山内孝社長は「今持てる技術のすべてとこだわりを結集した。マツダの歴史上最も輝く1台になる」とアピールした。
続きを表示