VW 上海で新型「ビートル」初公開
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、中国上海市で、カブトムシのような外観で知られる「ビートル」の3代目となる新型車「ザ ビートル」を初公開した。初代からの丸みのある形を踏襲しつつ、スポーツカーのような感覚も取り入れたデザインになった。
19日に開幕する上海モーターショーの前夜に公開することで、世界最大の自動車市場に成長した中国を重視する姿勢をアピール。中国の乗用車市場でトップのシェアを誇る地位を、さらに強固にする。
「ザ ビートル」は先代の「ニュービートル」よりも車高を低くし、車幅は拡大した。燃費も向上しているという。発売時期は北米が今年秋、アジアは2012年2月となる。
1930年代に開発された初代ビートルは2003年の生産終了までに世界で約2150万台が売れた名車。1998年に発売された2代目の「ニュービートル」も丸みを帯びたデザインを引き継ぎ、日本を含めた各国で人気を呼んだが、昨年で生産を終えた。
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