インディジャパンは今年限り…12年以降開催せず

[ 2011年2月9日 18:54 ]

 ホンダ子会社のサーキット運営会社「モビリティランド」(三重県鈴鹿市)は9日、栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ」で毎年行っている自動車レース「インディジャパン」を2012年以降は開催しないと発表した。今年9月開催のレースを最後に「インディカー・シリーズ」の日本での開催がなくなる。

 モビリティランドは「昨今の経済環境の中、同レースを招致し継続して開催することは当社事業として極めて困難」と説明している。インディカー・シリーズは米国を中心に開催され、元F1ドライバーの佐藤琢磨らが参戦している。

 1インディジャパンは1998年に前身に当たるレースが初めて開かれ、今年で14回目となる。決勝日の観客は2007年の7万8500人がピークで、10年は5万3000人だった。初開催以来赤字が続いていた。

 同シリーズにはホンダがエンジンを単独供給しており、ホンダ広報部は「供給を続けることに変わりはない」としている。供給契約は13年まで結んでいるという。

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2011年2月9日のニュース