トヨタ、10年代初頭にHV累計500万台目標

[ 2010年8月25日 18:51 ]

 トヨタ自動車は25日、環境と調和した活動を進めるための5カ年計画を発表し、ハイブリッド車(HV)の累計販売台数を世界で2010年代初頭に500万台とする目標を掲げた。国内生産における二酸化炭素(CO2)の排出量を1990年に比べ25%削減する方針も明記し、政府の目標に歩調を合わせた。

 HVは97年の発売から今年7月末までに世界で累計約268万台を販売した。今後数年間で普及を加速させ、低炭素社会の構築に貢献する考えだ。
 CO2の排出量は08~12年度の平均を25%削減させるとし、2020年を達成時期とする政府目標より踏み込んだ。工場のラインの効率化や技術革新で達成を目指す。
 5カ年計画にはまた、(1)家庭で充電できる「プラグインハイブリッド車」を12年から年間数万台規模で販売(2)水素を燃料にする燃料電池車を15年度までに市場投入(3)乗用車の平均燃費を25%向上―といった方針も盛り込んだ。
 トヨタが環境活動の5カ年計画をまとめたのは5回目。今回は11~15年度を対象にした。

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2010年8月25日のニュース