フィットのハイブリッド車 来年に前倒し発売
ホンダの伊東孝紳社長は13日、6月の社長就任後初めて記者会見し、主力小型車「フィット」のハイブリッド車を来年に発売することを明らかにした。
同社はこれまで発売時期を「2010年代の前半」としていたが、環境意識の高まりで、エンジンとモーターで動くハイブリッド車のニーズが高まっていることなどから、前倒しで投入し、販売を強化する考えだ。
伊東社長は価格設定について「普及させるために価格にはこだわっていきたい」と説明。200万円を切るハイブリッド車として注目を集める「インサイト」に続いて、低価格戦略を維持する考えを示した。
伊東社長は、小型のハイブリッド専用スポーツ車「CR―Z」を来年2月に発売することも表明。「消費者の要求に応えるため、ハイブリッド車をなるべく早く広げることに集中したい。将来的には全車種がハイブリッドになると思う」と述べた。
ホンダは現在、ハイブリッド車については「インサイト」と「シビック ハイブリッド」の2車種を販売。ライバルのトヨタ自動車も新型の「プリウス」を発売するなど、競争が激化している。
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