フィットのハイブリッド車 来年に前倒し発売

[ 2009年7月13日 18:34 ]

「インサイト」を横に、「フィット」のハイブリッド車発売について記者会見するホンダの伊東孝紳社長

 ホンダの伊東孝紳社長は13日、6月の社長就任後初めて記者会見し、主力小型車「フィット」のハイブリッド車を来年に発売することを明らかにした。

 同社はこれまで発売時期を「2010年代の前半」としていたが、環境意識の高まりで、エンジンとモーターで動くハイブリッド車のニーズが高まっていることなどから、前倒しで投入し、販売を強化する考えだ。
 伊東社長は価格設定について「普及させるために価格にはこだわっていきたい」と説明。200万円を切るハイブリッド車として注目を集める「インサイト」に続いて、低価格戦略を維持する考えを示した。
 伊東社長は、小型のハイブリッド専用スポーツ車「CR―Z」を来年2月に発売することも表明。「消費者の要求に応えるため、ハイブリッド車をなるべく早く広げることに集中したい。将来的には全車種がハイブリッドになると思う」と述べた。
 ホンダは現在、ハイブリッド車については「インサイト」と「シビック ハイブリッド」の2車種を販売。ライバルのトヨタ自動車も新型の「プリウス」を発売するなど、競争が激化している。

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2009年7月13日のニュース