米フォード　２年連続赤字

　経営再建中の米自動車２位フォード・モーターが２４日発表した２００７年１２月期決算は、主力の北米市場での販売低迷やリストラ関連費用の計上で、純損失が２６億６５００万ドル（約２８４０億円）と２年連続で赤字となった。

　ただ、リストラ関連費用が膨らんで１２６億ドルと過去最大の純損失だった前年と比べると、赤字額は大幅に縮小した。
　売上高は８・６％増の１７３９億ドルと増収だった。大規模なリストラの実施で経営再建を目指すが、米サブプライム住宅ローン問題の拡大による米景気の減速で早期の販売回復が難しいとの見方もあり、今後も厳しい経営環境が続きそうだ。
　０７年１０～１２月期は２７億５３００万ドルの純損失だった。