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“日本刀好き28歳”増田 神の左でドネア斬り 勝って堤に初黒星のリベンジ狙う

[ 2026年3月4日 05:30 ]

公開練習のシャドーボクシングで汗を流す増田(撮影・郡司 修)
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 WBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳)が3日、元世界5階級制覇王者で同級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)との挑戦者決定戦に向け都内の所属ジムで練習を公開した。所属ジムの大先輩、元WBC同級王者・山中慎介氏(43)と同じ左構えで、強烈な左ストレートが武器。得意の左で“伝説斬り”を果たし、王者・堤聖也(30=角海老宝石)へのリベンジを狙う。

 「神の左の継承者」の愛称のごとく、増田が鋭い左を何度もミットに打ち込んだ。「神の左」と呼ばれ、WBC王座を12度防衛した山中氏をほうふつさせる倒し屋は「1回から積極的に攻撃を仕掛けて全てのラウンドを支配したい」と静かに力を込めた。

 世界挑戦権を争うのは元5階級制覇王者ドネア。昨年12月にはWBA世界バンタム級王者・堤聖也に判定負けも、激闘を演じて健在を証明したレジェンドだが「リスペクトはあるが(し過ぎるのも)相手に失礼。真剣に向き合う」と真っ向から立ち向かう覚悟だ。

 日本刀好きを公言し、室町時代の刀を登録証付きで所持。「緻密で丁寧なところに感じるものがある」と話す。対するドネアは過去に武士のコスプレを自身のインスタグラムに投稿するなど、親日家としても知られ“武士道の精神”も重んじる。閃光(せんこう)と呼ばれる鋭い左フックを武器とする相手との一戦は「真剣の斬り合いのような戦いになる」とイメージを膨らませた。

 勝てば23年に初黒星を喫したWBA王者・堤への挑戦権を得る。「しっかり勝ってチャンピオンロードを切り開きたい」。“因縁の相手”に世界の舞台で雪辱を果たすため、自身の「名刀」を最高の切れ味に仕上げてみせる。

 ≪5・2尚弥戦 オラスクアガは中谷のセコンドに≫同興行に出場するWBO世界フライ級王者オラスクアガ(米国、帝拳)が5度目の防衛戦に向け、都内のジムで練習を公開。4回TKO勝ちした昨年12月のV4戦に続く3戦連続のKO決着にも意欲を示し「息をつかせる暇もないほど押していく」と強気に話した。ジムメートの中谷潤人は5月2日に井上尚弥とのビッグマッチが決定。試合当日はセコンドに入る予定を明かし「KOかは分からないが、もちろん潤人が勝つと信じている」とエールを送った。

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