【ボクシング】阿部麗也が日本フェザー級王座初防衛 世界再挑戦の仰天プランは中野幹士へのエール
プロボクシング 日本フェザー級タイトルマッチ10回戦 阿部麗也(KG大和)《判定》殿本恭平(勝輝) ( 2025年10月21日 東京・後楽園ホール )
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王者・阿部麗也(32=KG大和)が、同級1位・殿本恭平(30=勝輝)を3―0の判定で破り、初防衛に成功した。低い姿勢で前進する殿本に対し、2回に左ストレートをカウンターで決めてダウンを奪った。変則ボクシングに苦しみながらもポイントを重ね、三者とも97―92の採点で快勝した。
2014年12月に全日本新人王決定戦で対戦して以来の再戦。3―0で判定勝ちした11年前とは「別人でした」と阿部は振り返った。「やりづらかった。ボクシングは難しい」と内容には不満を隠さなかった。
これまで、ベルトラインに「天才」「GENIUS」と入れてきた。だが、3月に清水聡(大橋)と引き分けた後、日本タイトルを獲得した6月の大久祐哉(金子)戦から「凡才?」に変えた。「内容がイマイチで。初心に返ろうと思った」。それも、まだ先を目指す気持ちがあるからだ。
24年3月に、IBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に8回TKO負けし、世界初挑戦に失敗した。再挑戦を目指して再起したが「崖っぷち。勝ち続けるしかない」と言う。だが、再挑戦に向けた奇抜なプランもある。
「中野くんに頑張って世界を獲ってもらって、挑戦者に指名してもらうのが、最短ルート」。11月24日に中野幹士(帝拳)が、IBF同級の世界王座挑戦者決定戦を戦う。「今、日本で世界に一番近いのが中野くん。11月は会場に応援に行きたい」と明かした。
実は、阿部には中野との対戦プランもあった。清水戦後に帝拳の本田明彦会長から対戦を打診されたという。「本気だったのかどうか、わからない」と振り返るが、阿部の名前が意識されているのは、事実だ。
「そのためにも、勝ってつなげていくことが、最低限」。32歳。自動車部品工場でフルタイムで働きながら、12年のキャリアを積んできた叩き上げの凡才が、しぶとく世界再挑戦を目指す。
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