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王座統一戦に敗れた西田凌佑が一夜明けて会見「効いたパンチはなかった」 現役続行は言葉を濁す

[ 2025年6月9日 11:40 ]

統一戦から一夜明け、対面する中谷(左)と西田(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシング前IBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28=六島)が中谷潤人(27=M.T)との王座統一戦(有明コロシアム)から一夜明けた9日、都内のホテルで会見した。前夜は中谷と激しい打ち合いの末、右肩を脱臼して続行を断念し6回終了TKO負け。試合後は病院へ直行していた。

 右肩をつり、はれた顔をサングラスで隠した西田は、先に会見した中谷と入れ替わって会見場に登場。2ショットでの写真撮影に応じ、左手で握手した。「自分の応援が思ったより多くてとても力になりました」とまずは感謝し、「肩の方はまだ痛みはあるんですけど、今のところは大丈夫です」と状況を説明した。

 中谷が初回から出てきたことについては「元々前に出る作戦だったんですけど、中谷選手は前へでてくると言われてたんで、こっちもすぐ出ていこうと決めてやりました」という。想定内ではあったものの、「ちょっとのまれたな。勢いと、序盤で自分も警戒していた部分があったので、見過ぎた部分はあった」と中谷の猛攻が想定以上だったと明かした。3、4回は打ち合いの中で優位に立ち、実際にジャッジの支持も受けたが「ちょとずつ、いつもスパーリングで出る良いリズムが取れそうだなと感じました」と解説。中谷の攻めに関しては「効いたパンチはなかったですね」と言いながらも、「ガードの上から腕を打つとか、そういうのでやられたなって感じです」と話した。

 今後については「まだケガがどんなものか分からない。はれた目がどれぐらい見えるのかも。何とも言えないけど悔しい気持ちはありますね」と語り、現役続行を確認されると「そこもちょっと考えたい」と言葉を濁した。

 六島ジムの枝川会長は「奇襲というか、1ラウンドから中谷チャンピオンがいきなり出てきたので、西田も焦ったところはあります」と分析。「3ラウンドぐらいからボディーも当たり出して 嫌がってるなとは感じ取れたので、このままいけば勝てるんじゃないか、いけるぞというのは陣営で持ってました」と手応えを口にしたが、「 本来の西田の落ち着いた冷静な動きがちょっとなかった。大きな試合でやってるわけですから仕方ない」と語った。右肩については「3ラウンドあたりに骨が外へ飛び出ていた。それが戻ったんかな。5ラウンドに急に動きが悪くなって、6ラウンドに帰ってきた時に聞いたら肩が外れたというので、ちょうどそのタイミングで目が塞がってしもたんで、このままやってボコボコにされて傷ついても意味がないので、私の決断でストップと決めました」と報告した。

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