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統一王者・中谷潤人 プラン通り開始から圧倒!「ダメージを存分に与えていく…楽しんでいただけたかな」

[ 2025年6月8日 21:37 ]

WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦   WBC王者 中谷潤人(M.T)<12回戦>IBF王者 西田凌佑(六島) ( 2025年6月8日    東京・有明コロシアム )

6回、中谷のパンチが西田をとらえる(撮影・島崎忠彦)
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 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)がIBF同級王者・西田凌佑(28=六島)との無敗対決に勝ち、自身初の王座統一を成し遂げた。区切りとなる10度目の世界戦でWBC王座4度目の防衛にも成功。デビューから31連勝を飾り、元2階級制覇王者・亀田和毅(TMK)や元東洋太平洋&日本バンタム級王者サーシャ・バクティン(協栄)らが持つ国内記録に並んだ。

 序盤から主導権を握った。開始のゴングとともに前に出て、多彩なパンチを打ち込み会場を沸かせた。2回も右のジャブでリズムをつくり、左の強打で西田の顔面をとらえ続けた。

 3、4回と西田のパンチをもらう場面が増えたが、冷静に対処。 5回にはガードを割る左ストレートで西田のあごをとらえ、チャンスとみるや一気に連打でたたみかけた。

 ダメージの積み重ねで西田の右まぶたが大きく腫れてきた6回には、右フックで相手顔面をとらえた。

 7回開始前に西田の右肩脱臼というアクシデントにより試合がストップ。中谷の勝利が告げられた。

 中谷はリング上でまずは対戦した西田側へ感謝し、「1ラウンド目から行くっていうのはチームで話し合っていて、ダメージを存分に与えていく気持ちで出て行ったので、楽しんでいただけたかな」と胸を張った。

 2つのベルトを手にし「日本人になじみのある階級で統一できたことは凄くうれしく思いますし、自信になりました。西田選手と闘うことで凄く自分自身も成長できたので。これがチャンピオン同士の闘いなのかなと感じられました」

 そして、試合を観戦していた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)に「もうすぐ行くので待っていてください」と笑顔でメッセージを送った。

 試合前恒例の米ロサンゼルス合宿では、約1カ月で過去最多となる約260ラウンドのスパーリングを消化。防御に定評のある西田とフルラウンドの戦いを見据えていた。アンバサダー契約を結ぶ英国のボクシング・ブランド「BOXRAW」社製の特注リングシューズを初めて試合で着用。フライ級時代から待ち望んだ王座統一戦へ準備は万全だった。

 統一戦を制して米老舗専門誌「ザ・リング」のバンタム級認定チャンピオンベルトも手にし、事実上の階級最強の称号を得た。来年5月に計画される井上尚弥との頂上決戦へ、階級アップの状況は整った。最終目標はパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)1位。王座統一も、“ビッグバン”中谷にとってはまだ序章に過ぎない。

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