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初タイトル戦の那須川天心、勝てば「来年どこかで」世界戦へ 中谷、拓真を前に「全員狙ってます」

[ 2024年10月11日 14:05 ]

Prime Video Boxing 10 WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦   同級1位 那須川天心(帝拳)<10回戦>同級2位 ジェルウィン・アシロ(フィリピン) ( 2024年10月14日    東京・有明アリーナ )

<7大世界戦会見>記者会見に臨む那須川(撮影・島崎忠彦)
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 世界戦7試合を含む2日間興行の公式記者会見が11日、東京ドームホテルで開かれ、プロ5戦目で初のタイトル戦に挑む那須川天心(26=帝拳)ら16選手が出席した。

 23年4月のプロボクシングデビューから4戦全勝2KOの那須川はDAY2(14日)のセミファイナルに登場。獲得すれば日本国内での世界挑戦資格を得られる地域タイトルのWBOアジア・パシフィック王座を懸け、ジェルウィン・アシロ(23=フィリピン、9勝4KO)と対戦する。

 「体調もコンディションも全て良く、全部整えてきた。あとは明後日の計量を待つだけになっている」と現状を話した天心は「前回(7月)しっかりKOできた勢いというか、その流れで引き続きやってきた。トレーニングだけでなく、世間ともしっかり勝負してきた。しっかり回収して、必ず良い結果で終わらせたい」と独特の表現で意気込んだ。試合内容に関しては「こういうイメージで生きてきた、というのをぶつけるのが格闘技と思ってる。それが合っているかどうか確認をしたい」と話し、アピールポイントは「那須川天心という現実をみなさんに見せます」の一言で締めた。

 また、今後について問われると「このベルトを取ってからいろんなことを話せると思うので、これを取ることが一番と思う」と前置きしながらも「来年、どこかで。今、日本人が(バンタム級の)4つベルトを持っているんで、誰というのはないけど、全員狙ってます」ときっぱり。同じ興行に出場するバンタム級のWBC王者・中谷潤人(M.T)やWBA王者・井上拓真(大橋)を前に宣戦布告した。

 対戦相手の印象についての質問には「クールでカッコいいとボクを思ってもらってると思う」とまさかの自画自賛。「試合前、にらみあうとかないんで。僕たちは尊敬や敬意を持って戦おうと思ってますし、いい試合にしたい」と話すと、アシロから「ファッションが素敵で、ファッションが好きなんだなと分かる。友達を大切にする方なんだな」と返され、まんざらでもない表情を浮かべた。

 ▼アシロ トレーニングは順調で体重も問題ない。この試合にぜひ勝ちたいと思っている 自分のキャリアにとって重要な節目になると思っているのでベストを尽くす。入念にトレーニングを積んできた。その結果を試合で見せたい。いかにスキルがあるかをお見せしたい。

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