カシメロ 尚弥―ドヘニー戦は「眠たくなる試合だった」 10・13サンチェス戦勝って来年の尚弥挑戦視野
TREASURE BOXING PROMOTION 7 スーパーバンタム級10回戦 ジョンリール・カシメロ《10回戦》サウル・サンチェス ( 2024年10月13日 横浜武道館 )
プロボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)が代表を務めるトレジャー・ボクシング・プロモーションが9日、都内で会見し10月13日に横浜武道館で開催する「TREASURE BOXING PROMOTION 7」正式発表会見を行った。
メインイベントに出場する元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーバンタム級5位のジョンリール・カシメロ(フィリピン、33勝22KO4敗1分け)はこの日、オンラインで参加。1年ぶりのリングでWBO世界同級8位サウル・サンチェス(米国、21勝12KO3敗)との同級10回戦へ「井上(ドヘニー)戦のように見ていて眠たくなるようは試合はしない。今回の試合では必ず自分の力をお見せして必ず勝つ」とガッツポーズした。
カシメロは昨年10月、元IBFスーパーバンタム級世界王者の小国以載(角海老宝石)と対戦も4回負傷引き分けに終わった。試合内容もパッとせず、対戦を希望し続ける世界同級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)へのアピールとはならず。その井上については「井上との戦いは夢。いつか実現する可能性はある」とし、9月3日のドヘニー戦は「パワーの差を感じた。ドヘニーにはパワーがなかった。見ていて眠くなってしまった」とばっさりと切り捨てた。
現在は地元フィリピンのオルモックでスパーリングパートナー4人と実戦練習を重ね、朝のロードワークから夕方のジムワークまでこなし「休みは全くとっていない」と練習漬けの毎日を送っているという。体重も130ポンド(58・9キロ)で調整は順調だといい、トレジャー・ボクシング・プロモーションの代表を務める元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)は9月20日ごろから来日させる意向を明かした。
12月24日にサム・グッドマン(オーストラリア)戦に臨むことが有力な井上との対戦について伊藤代表は「カシメロにとって次戦は一つテストになる試合。ここでしっかり倒せれば、来年どこかで対戦できる可能性はある。アピールが必要」と来年中旬の井上戦を実現を目指しているとした。
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