笑顔なき勝利の堤　コロナ後遺症原因で体重超過　半年のライセンス停止処分濃厚「失った信頼を取り戻して」

プロボクシングフェザー級10回戦   堤駿斗（志成）＜3回2分46秒KO＞アンセルモ・モレノ（パナマ） （ 2024年4月17日    東京・後楽園ホール ）

試合後モレノに謝罪する堤
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　アマ13冠でWBC世界フェザー級8位の堤駿斗（志成）が元世界王者モレノ（パナマ）に3回KO勝ちした。

　16日の前日計量で1・6キロ体重超過。当日計量は制限内でパスして臨んだ一戦で、3回に2度のダウンを奪った。

　快勝にも笑顔はなく、試合後はコロナウイルス後遺症が原因で体重調整に苦しんだことを告白。半年のライセンス停止処分が濃厚で「歴史あるボクシングという競技を汚してしまい申し訳ない気持ち。失った信頼を少しずつ取り戻して、またリングに戻りたい」と声を震わせた。