激闘王・八重樫東氏も思わず感動したWBA世界バンタム級・井上拓真のKO防衛「一皮むけた」

　＜WBA世界バンタム級タイトルマッチ＞8回、アンカハス（左）に左アッパーを放つ井上拓（撮影・島崎忠彦）
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　元世界3階級王者の八重樫東氏（41）が自身のYouTube「やえちゃんねる」を生配信。フィジカルトレーナーとして指導しているWBA世界バンタム級王者井上拓真（28＝大橋）の初防衛に「感動を覚えた」と素直に喜んだ。

　「拓真はこの試合にかける思いがあってメチャクチャ練習がんっばっていた」と、元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス（32＝フィリピン）戦の意味が重かったことを明かした。

　八重樫氏も「アンカハスは拓真が試合した中で一番強い。パンチもある。拓真のボクシングが出来ないんじゃないか？」と懸念もあった。

　ところが蓋を開けると「拓真がメチャクチャいいボクシングした。感動すら覚えるくらい。一皮むけた」という9回KO勝利だった。

　父・真吾トレーナーも感動で泣いていたといい、八重樫氏は「不安が大きかった分、うれしかった」と素直に明かした。