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【ボクシングトリプル世界戦】3階級制覇狙う中谷潤人 24日「必ずチャンピオンになる」バンタム転級初戦

[ 2024年2月22日 15:36 ]

プロボクシング「Prime Video Presents Live Boxing7」 ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )

<トリプル世界戦会見>記者会見を終えた中谷(左)とサンティアゴ(撮影・島崎忠彦)
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 24日開催のトリプル世界戦を含む興行に向けた記者会見が22日、都内のホテルで行われた。前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(26=M・T)は「あと少しでリミットに入る。バンタム級に上げて調整もうまくいって体にエネルギーが凄くたまっている。必ずチャンピオンになるという気持ちでいいパフォーマンス出して、やってきたことを見せたい」と日本男子7人目の世界3階級制覇に向けて強い決意をにじませた。

 バンタム級(53・5キロ)転級初戦。スーパーフライ級(52・1キロ)時代は約10キロの減量苦と戦ってきたが、体重リミット上限が1・4キロ上がったことで余裕を持った調整が行えた。昨年9月の試合前同様に、この日もやや頬はこけていたが「だいぶ楽です」と笑顔を見せ、状態の良さをうかがわせた。所属ジムの村野健会長も「しっかりとコンディションをつくれて、とても体調はいい。KOでも判定でも素晴らしい試合をお見せできる」と仕上がりに太鼓判を押す。

 相手のアレハンドロ・サンティアゴ(28=メキシコ)は昨年7月のWBC世界同級王座決定戦で元世界5階級制覇ノニト・ドネア(フィリピン)に3―0判定で勝利した難敵。この日、身長差13センチの王者と初めて対面した中谷は、過去2試合の試合映像を見たことを明かし「そこまで小さいとも思わなかった。タフなチャンピオンなので、気持ちを持ってKOを生み出せるようにアグレッシブに戦っていきたい」と自信満々。21日に打ち上げたスパーリングは278ラウンドを数えるなど「しっかりいつも通り長いラウンドをこなすことができた」と自信をのぞかせる。

 対するサンティアゴも「フィジカルもメンタル面もグレートだ。いいライバルと戦えるのは光栄なこと。私もグレートなボクサーだ、準備は整っている」と初防衛に意気込む。

 中谷が全勝での世界3階級制覇となれば、井上尚弥(30=大橋)、田中恒成(28=畑中)に続く日本人3人目。「この試合に向けてやってきたことを発揮するだけ。もちろんそういったシーン(KO)を生み出せればいいなと思っている」と新階級での圧勝劇を約束した。

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