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井上尚弥 6年連続7度目の年間MVP!満票で偉業「感謝の気持ちでいっぱい」 天心は新鋭賞【各賞一覧】

[ 2024年2月2日 17:00 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシングの2023年度年間表彰選手選考会が2日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)に世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が満票で選ばれた。井上は6年連続7度目の受賞となり、自身の持つ通算受賞回数を更新した。

 井上は米国で最も権威のある専門誌リングマガジンをはじめ、米スポーツ専門局ESPN、米放送局CBSスポーツ、米専門メディア・ボクシングシーン、米専門メディア・ワールドボクシングニュースなどで年間最優秀選手を受賞しており、これで“9冠目”となった。井上は所属ジムを通じて「MVPは6年連続7度目ということでこれまで積み重ねてきたことの大きさを振り返ると、日頃から支えて下さっている大橋会長はじめスタッフの皆様、そして何よりいつも声援を送ってくださるファンの皆さまに改めて感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 井上はスーパーバンタム級に転向した昨年7月にスティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ち、同12月にマーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下し、バンタム級から転級わずか2戦で史上2人目の2階級4団体王座を統一を達成していた。

 技能賞にはWBA&WBC統一世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)、殊勲賞には前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(26=M・T)が選ばれた。努力・敢闘賞は前日本バンタム級王者の堤聖也(28=角海老宝石)で、KO賞は井上尚弥が4年連続7度目の受賞。新鋭賞には東洋太平洋スーパーバンタム級5位の那須川天心(25=帝拳)が選出された。

 年間最高試合は世界戦がWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチのスティーブン・フルトン(29=米国)―井上尚弥戦(7月25日、大橋プロモーション)で、世界戦以外では日本バンタム級タイトルマッチの堤聖也(角海老宝石)―穴口一輝(真正)戦(12月26日、大橋プロモーション)。トレーナー賞は井上兄弟を指導する大橋ジムの井上真吾トレーナー(52)が受賞した。

 また、女子最優秀選手はWBO女子世界スーパーフライ級王者の晝田瑞希(27=三迫)、女子年間最高試合はWBO女子世界スーパーフライ級の晝田瑞希―ケーシー・モートン(40=米国)戦(6月13日、三迫プロモーション)となった。

 ▼MVP・井上尚弥 2023年度年間表彰で最優秀選手賞・KO賞・年間最高試合賞を受賞致しました。
ありがとうございます。MVPは6年連続7度目という事でこれまで積み重ねてきた事の大きさを振り返ると、日頃から支えて下さっている大橋会長はじめスタッフの皆様、そして何よりいつも声援を送って下さるファンの皆様に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。今年も皆さんがワクワクする様な試合ができる様、歩みを進めていきます。引き続き、応援宜しくお願い致します。

 ▼殊勲賞・中谷潤人選手 去年に続き3度目の殊勲賞をいただき大変嬉しく思います。2023年は日本とラスベガスのリングに上がらせていただき充実した一年となりました。2024年もより成長した姿をお見せできる様まずは、2月24日のWBC世界バンタム級タイトルマッチに向け精進して参ります

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