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武尊「THE MATCHのケジメとして必ずKOしたい」 熱望していたロッタンとのドリームカード決定!

[ 2023年11月30日 12:41 ]

武尊
Photo By スポニチ

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が30日に都内で会見を行い、24年1月28日に19年以来となる3度目の日本大会「ONE165」を東京・有明アリーナで開催することを発表。今大会で、K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊(31=team VASILEUS)とONEフライ級ムエタイ王者・ロッタン・ジットムアンノン(タイ)のドリームカードが決定した。

 武尊は今年6月にフランス・パリで1年ぶりに復帰。ベイリー・サグデンとのISKA世界ライト級王座決定戦をKO勝利で制して新王者に輝いた。試合後には「すぐにでもロッタン選手と戦いたいです。今はロッタン選手しか見てないですし、これからの格闘技生活は自分に正直に生きたいと思っています。自分が戦いたい選手とそれを実現するためにやっていこうと思っています」とロッタンとの対戦をアピールしていた。

 今回の試合は3分5ラウンドのキックボクシングルールのスーパーファイトで対戦する。

 会見には武尊とロッタンの両者が出席した。武尊は「ONEのデビュー戦がいよいよ決まって、しかも日本で試合ができることを嬉しく思っています。対戦相手のロッタン選手はずっと戦いたかった選手で、世界トップの選手だと思います。ロッタン選手は気持ちで戦う選手なので、僕も気持ちで戦うスタイルで世界最高の殴り合いになると思います。必ず勝ちます」と意気込んだ。

 周りの人から「武尊に似ている選手がタイにいるよ」と言われて、ロッタンの試合を初めて見たのがロッタンを初めて意識した時だったと明かした武尊。「ファイトスタイルも似ていると言われて、この人以上に僕が戦って楽しい選手はいないんじゃないかなと直感で思いました。その後に天心選手の試合があったり、ロッタン選手がONEチャンピオンになったり、ストーリーが進んで戦いたい思いが強くなった。ONEと契約したのもロッタン選手と戦いたい気持ちが強かったので、世界最高の舞台で世界最高の殴り合いをしたいと思います」と語った。

 武尊の日本での試合は、“世紀の一戦”となった22年6月19日「THE MATCH 2022」(東京ドーム)で那須川天心に敗れて以来となる。「日本のファンの皆さんに、最後に見せた姿が負けた姿だったので、ずっと悔しい気持ちはありました。フランスで復帰戦を勝つことが出来たんですけど、日本ファンの皆さんの前で勝つ姿を見せたいので、必ず勝って皆さんと喜びたいと思います」とファンに誓った。

 質疑応答では那須川がロッタンに勝った時(延長判定)よりも強い勝ち方を見せたいかと聞かれると「僕は、格闘技で誰々に勝ったから誰々より強いというのは存在しないと思っています。ロッタン選手にどんないい勝ち方をしても天心選手に勝ったとは言えない。だけど僕の中でロッタン選手にKOで勝つことでTHE MATCHでの敗戦の悔しさに納得するため、ケジメとして必ずKOしたいと思います」と那須川に敗れた悔しさを晴らすためにKOしたいと口にした。

 ロッタンも「また日本に帰ってこれてうれしいです。武尊選手と戦えるのは嬉しく思います。今回の試合は必ず楽しんでもらえる試合にして、KO勝利で決着したい」とKO宣言。

 そして「自分もこの試合を待ち望んでいました。武尊選手は大変素晴らしい技術を持った選手です。前回、天心選手に負けてしまったんですけど日本の皆さんに覚えてもらって声援をいただけて良い機会になったと思います。自分とすればいつでも戦える準備は出来ている。全力で打ち合いたい。ファン期待を裏切らない試合にしたい」と万全な状態で臨むとコメントした。

 チャトリCEOはこの試合について「武尊選手が日本でONEデビュー戦を迎えますけど、ただ武尊選手にとって特別な試合ではない。これは今後のONEにとっても楽しみな一戦。これはノンタイトルマッチですけど、ゆくゆくはムエタイ、キックボクシングでチャンピオンになる選手だと思います。ロッタン選手ももちろん、キックボクシングのチャンピオンになりたいと思うので武尊選手、スーパーレック選手などその時のチャンピオンにタイトルマッチをすることになると思います。長い長いストーリーを皆さんに見ていただきたいと思います」と期待した。

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